ガラス1年後期

クラフト美術学科では1年後期から、美術領域、クラフト領域に分かれだんだん専門性を増していきます。

クラフト領域では、コース決定をする2年後期までの期間に色々な素材と関わり、自分の進みたいコースを決めていきます。1年後期ではグループに分かれ木工、ガラス、メタル、陶芸の4コースから3コースを選び制作をします。現在はそれぞれのコースで第一グループが授業を受けています。

ガラスコースでの課題は「フュージング、スランピング技法で制作する立体」です

フュージングというのは板ガラスを重ね、電気窯の中で溶かして一体化させる技法。スランピングとは板状のガラスを電気窯の中で型の上にのせて柔らかくし、型にそった形に変形させる技法です。

今回の課題では、透明な板ガラスをベースにして、その上に色ガラスをのせ模様を作ります。色ガラスは50色程あり、組み合わせによって色んな表情を出すことが出来ます。課題のテーマが「目に見えないもの」なので、それぞれが決めたモチーフにそって制作を進めています。

こちらはガラスを切って、並べているところ。

こちらは、最後スランピングをする為の素焼きの型に、ガラスをのせてサイズを確かめているところ。素焼きの型は自分たちで制作したものです。

板だけではなくて、板ガラスを砕いてこんな粒状のガラスにして使ったりもします。

こちらはフュージングが終わって、1枚のガラスになったところ。

いよいよ来週は、型にのせてスランピング。どんな形になるのでしょうか??

 

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GEN2011

10/1.2にガラスコース3.4年生の有志で富山に行ってきました。目的は「GEN」というガラス教育機関の関係者が集まるイベントへの参加です。毎年場所を変えて行われるのですが、今年はガラスの有名な富山での開催ということもあり、神戸から参加をしてきました。

今回のGENでは富山の学生が色々な企画を立ててくれたので、内容が盛りだくさん。全国のガラス教育機関の学生による合同学生展、先生方に作品を提供してもらって行ったチャリティーオークション、ガラス作家の伊藤孚さんによるスライドレクチャー、アメリカのガラス作家マイケル・ロジャースさんによるデモンストレーション、宝探し、チャンバラ、交流会など1日で様々なイベントが行われました。

全国から集まった学生はなんと総勢240人!!

普段はほとんど交流のない他の大学や専門学校の人と交流が出来るとても良い時間となりました。

2日目は富山ガラス造形研究所内を見学したり、ロジャースさんのスライドレクチャーを見たり、隣にあるガラス工房のショップを見たりとそれぞれ楽しんでいました。神戸に戻る夜行バスに乗る前に富山のおいしいお寿司も堪能したようです。

 

これからもどんどん展覧会やイベントなどに行って色んなことを吸収していってもらいたいです。

学生展の様子       みんなGENを楽しみました。

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ガラスコース2年生

後期からクラフト領域の2生は、メタル・陶芸・木工・ガラスいずれかのコースに分かれて所属します。今年は6人の学生がガラスコースを選択しました。

 

2年生後期の課題は「キルンワークで2個の組作品」

夏休み前にすでに後期の課題を2年生に説明してあるので、夏休み気分が抜けない授業1回目から早速デザインチェックを行いました。まだどんなことが出来るか分からないうちからのデザインチェックなので、それぞれ色々と悩みつつデザインを考えています。

 

その後はキルンキャストで使える色見本を2年生で作りました。

透明のガラスの粉や粒と、色ガラスの粉を混ぜて溶かします。それぞれの分量を正確に量る為、電子計りで重さを計測。綺麗に混ぜたものを型の中に入れていきます。

今回使った色は約50色。1色で2種類の色見本を作ったので、100個以上の色見本を作りました。型にガラスを詰め終わったら、電気窯の中でガラスを溶かします。

型の上ギリギリまで入れたガラスも、溶けると半分以下の大きさに。今回作った色見本を元に自分が使いたい色を探したり、自分の作品に合わせたガラスを個人で実験しながら使うガラスを決めていきます。ガラスはまだまだ可能性がいっぱいです。

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有馬温泉で作品展示・販売・実演

 

場所は有馬温泉「金泉の湯」前

 

有馬温泉ゆけむり大学にクラフト3年生が参加。

陶芸コースの井掛紗百合さん、山中舜之くんとガラスコースの関里穂さん、瀧本ハルナさん、芳田早織さんの計5名が9月9、10日の2日間、有馬温泉街の路上で作品展示、販売、実演をしました。

有馬温泉ゆけむり大学とは、(社)有馬温泉観光協会と大阪音楽大学×近畿大学×神戸芸術工科大学×武庫川女子大学の4大学が「つながり」をテーマに、若者の力で有馬温泉を活性化させようと2010年にはじまった企画です。

http://www.arima-onsen.com/yukemuri/

大阪音楽大学による壮大な演奏、 
近畿大学によるプロデュース、 
神戸芸術工科大学による作品展示、 
武庫川女子大学による楽しむsports & musical、 
各大学が専門分野で楽しみの場を提供!!

 

開店前の様子   閉店時にはほぼ完売の状態に

お客様へ作品の説明をする瀧本さん

ステンドグラスの実演(芳田さん)

 

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第49回 兵庫県展2011に学生作品入選

第49回 兵庫県展2011にクラフト美術学科所属の芳田早織さん(ガラスコース3年)戸崎雅也さん(木工コース3年)井筒惇治さん(陶芸コース研究生)の作品が入選しました。

下記の日程で作品展が行われますので、是非ご高覧下さい。

 

「第49回 兵庫県展2011」

日程 8月6日(土)〜8月20日(土)[月曜日休館]

会場 兵庫県立美術館王子分館 原田の森ギャラリー大展示室

詳しくはこちらのHPをご覧下さい http://hyogo-arts.or.jp/harada/

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オープンキャンパス ハンコ作り

7/31(日)にオープンキャンパスが行われました。クラフト美術学科では毎回4つのコースで体験自習をすることが出来ます。

今回ガラスコースでは「ガラスのハンコ作り」

サンドブラストを使ってオリジナルのハンコを製作していきます。まずは色や形の違う沢山のガラスの中から、ハンコの元になるガラスを1つ選びます。トレーシングペーパーにデザインを鉛筆で書いたら、ガラスにビニールテープを貼って書いたデザインを逆さまに写します。写したデザインをカッターで切り抜き、赤くしたいところのテープを残して他のテープをはがしてしまいます。そこまで出来たら、後はサンドブラストでガラスを彫って完成!

今回は50人以上の方が体験をすることが出来ました。ガラスのハンコ体験は初めて行ったので色々とバタバタしてしまいましたが、皆さん楽しそうに制作していたのが印象的でした。

次回オープンキャンパスは8/7(日)です。体験実習は美術(フェイクアート)メタル(錫で作るアクセサリー)ガラス(ガラスのはし置きとアクセサリー)の3コースで行います。クラフト美術学科に興味がある人もそうでない人も、是非一度足を運んでみて下さい!

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暑い夏の、熱い吹きガラス

連日暑い日が続いていますが、ガラス工房の「火」は、まだまだ燃え盛っています。

しかし、前期もようやく終了し最後の講評会です。

緊張もしますが、半年の成果を発表する楽しいひと時でもあります。

まさしく、汗をいっぱいかいて制作した作品たちが、涼しげにならんでいます。

このあとは、ガラスコース恒例の「BBQ」でもう1回大汗をかきました。

 

 

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2年生の課題制作(ガラス)2

夏休みも間近に近づき、2年生は2コース目の授業が終了しました。

ガラスコースでも2グループ目の講評が行われました。

1グループ目とは又違った作品が提出され、色々なガラスの可能性を見ることが出来ました。

サンドブラストで模様を彫っていったり、水彩絵の具で絵を挟み込んだり、その他にもハーフミラーを入れたり、エナメル(ガラス用絵具)を接着剤に混ぜ込んだりと色んな工夫が見られました。そして板ガラスを接着した後はひたすらガラスを削り、磨いていきます。

講評会では自分の作品について発表するだけではなく、他の人が制作した作品についても意見を言いあう場となりました。人の作品に対して意見を言うのもとても勉強になります。

それぞれ成功したところ、失敗したところ、思い掛けない表情が生まれたところなど、課題を通して色々と学んでくれたと思います。

来週はクラフト領域2年生が全員参加する全体講評。他のコースを回っていた同級生の作品はなかなか見ることが出来ないので、この機会にしっかりと作品を見あってみんなの意識を高めていきます。

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ガラスコース4年生紹介

クラフト領域の4年生は8月の頭にある中間発表に向けて、現在黙々と制作中です。

前期で色々と試して制作したものが卒業制作につながっていくので、学生もそれぞれ真剣。

今回はガラスコースの4年生の制作風景を紹介します。

 

ガラスコースには2人の4年生が在籍しています。

4年生になると自分が興味を持った技法をさらに深めていき、自分の表現を固めていきます。

中間発表まで後少ししか時間がないので、制作もだんだん佳境に入ってきています。

 

こちらはバーナーワークとキルンワークを組み合わせて作品を作っている加数さん。

バーナーワークでレース棒を作って、さらにそれを丸めてパーツに。

さらにキルン(電気窯)を使ってパーツを板状にして形を作っていきます。

4.5月はいろんな色を使ってどんな模様を作っていくか実験を繰り返していました。

今回は直径40cm近くのお皿を制作する予定です。

複雑な色の組み合わせ、どんな表情を見せてくれるのでしょうか。

 

こちらはキルンキャストで作品を制作している本田さん。

3年までは粘土で原型を作ってガラスにしていたのですが、今回はガラスのパーツを作ってそれを組み合わせることに挑戦中です。

まずはワックスでお花の原型を大量生産。5種類の花を100個以上作っていきます。

石膏で型を作ったら、ワックスを溶かして(脱蝋)石膏型の完成。鍋の中に水を入れてグツグツ沸騰させ、水蒸気の熱でワックスを溶かし出しています。

でき上がった色とりどりの花。

そして沢山の花を粘土に埋めています。

これが原型になり、最終的には全てガラスになります。

柔らかい色調のお花と愛らしい表情、完成が楽しみな作品です。

 

2人とも追い込みがんばっています!

 

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学生参加グループ展開催中

以前お知らせしたガラスのグループ展が開催中です。

ガラスコース3年の芳田早織さんが作品を出しています。

他にも、以前本学で実習助手をしていた田中雅樹さんも参加しています。

興味をお持ちの方は、是非足をお運び下さい。

「Glass Works 17人のガラス作品展」

会期 2011年6月28日(火)〜7月10日(日) 7/4(月)休廊

am 11:00〜 pm 6:00(最終日pm 5:00まで)

場所 GALLERY 北野坂

神戸市中央区山本通1-7-17 WALL AVENUE tel/fax 078-222-5517

HP  http://www7.ocn.ne.jp~kitano/

JR/阪急/阪神/地下鉄三宮より徒歩10分

 

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