後期の授業紹介⑤「美術教育演習Ⅰ」
美術教育演習Ⅰでは、一回の授業ごとに共同制作や個人の制作による課題にも取り組んでいきます。
今回は紙を使った課題でした。紙にフロッタージュをすることで作品を作ります。
まず、みんなで一旦屋外に出て、思い思いの葉っぱを集めてきました。青々とした葉もあれば、赤く色付いてきた葉、落ちて褐色がかった葉もあります。
集まった葉からは季節の流れを感じますね。
皆で相談しながら配置を考え、全体の形を調節!
そして、クラフト紙を貼り合わせた大きな紙を準備し、葉っぱの上にそっとのせます!
配置した葉が動かないように、そっと・・・
手の触覚を頼りに、葉の位置を探り、好きな色でフロッタージュしました!小さい頃にマンホールの蓋や百円玉をこすりだしたことを思い出しますね。
葉の種類や乾燥の具合、さらに色鉛筆の色によって、葉の形の浮かび上がり方に差が出ました。
葉の跡が色とともに浮き出てきます!
全体を見ると、色と形が響き合ってきましたね!
葉のフロッタージュが進んできたところで、続いて幹を描くことに。
みんなで相談した結果、幹や枝の色は複数の色鉛筆を束ねて直接描きました。浮かび上がってきた色とりどりの葉に、幹や枝を添えて繋いでいきます。
そして、描いた作品をテープで補強し、授業部屋に設置しました。
大きな紙のため、設置にも一苦労・・・
授業のまとめとして、作品を眺めながら課題を振り返り、一人ひとり感想を述べていきました。
共同制作では、個人の制作とはまた異なった視点から表現について考えたり、個人の制作とは別の実感や経験が得られそうですね。
こういった経験も積み重ねながら、個人制作にも生かしていって下さい!
作品の前で集合写真!