美術領域 後期授業の紹介「美術実習A」
アート・クラフト学科の1年生は、後期になると徐々に美術領域とクラフト領域に専攻が分かれていきます。
今回は美術領域の授業である「美術実習A」の紹介です。
美術実習Aでは、全員が卵型の立体を造形し、さらにその立体に彩色を施すことで各自の作品へと展開させます。授業を通して平面への彩色と立体への彩色の違いを学習するとともに、オリジナルの作品を生み出す表現について考え、実践することが目標です。
見本となる卵の立体造形 滑らかで艶やかです!
初回の授業では、卵を造形する際の芯になる素材を加工しました。スタイロフォームという畳の芯や壁面の断熱材として使われる建材を加工し、芯とします。
スタイロフォームを電熱線でカット!
ゆっくり一定のスピードで切れるよう、慎重に・・・
スタイロフォームは 発砲スチロールのように軽量ですが、 より硬質で密度があるため、細かな加工がしやすくなっています。
切り出した円柱に卵の丸みの頂点を割り出していきます。
芯材を円柱にした後に卵形へと成形していきます。
フィギュア・彫刻コースの笹谷先生の丁寧な指導のもと、全員が卵の原型となる形を作り上げていきました!
芯材とカッターの扱い方を指導する笹谷先生
次回は「ラドール」という石粉粘土を使って、芯材を粘土で覆っていく作業です。
みんな、きれいな卵形が作れるように頑張って下さい!