ガラスコース2年生

後期からクラフト領域の2生は、メタル・陶芸・木工・ガラスいずれかのコースに分かれて所属します。今年は6人の学生がガラスコースを選択しました。

 

2年生後期の課題は「キルンワークで2個の組作品」

夏休み前にすでに後期の課題を2年生に説明してあるので、夏休み気分が抜けない授業1回目から早速デザインチェックを行いました。まだどんなことが出来るか分からないうちからのデザインチェックなので、それぞれ色々と悩みつつデザインを考えています。

 

その後はキルンキャストで使える色見本を2年生で作りました。

透明のガラスの粉や粒と、色ガラスの粉を混ぜて溶かします。それぞれの分量を正確に量る為、電子計りで重さを計測。綺麗に混ぜたものを型の中に入れていきます。

今回使った色は約50色。1色で2種類の色見本を作ったので、100個以上の色見本を作りました。型にガラスを詰め終わったら、電気窯の中でガラスを溶かします。

型の上ギリギリまで入れたガラスも、溶けると半分以下の大きさに。今回作った色見本を元に自分が使いたい色を探したり、自分の作品に合わせたガラスを個人で実験しながら使うガラスを決めていきます。ガラスはまだまだ可能性がいっぱいです。

▲ Page Top

美術専攻4回生の活動

以前にも載せましたが、今年度の美術専攻4回生は皆、前期期間に個展を開催することが必須となっています。

 

個展は、自作品を並べ、空間で自分の世界観を表現する貴重な機会です。

自分が今まで深めてきた作品テーマを再確認し、

多くの人に見てもらうことで、新しい発見もあるはずです。

今後は、半年後の卒業制作に向けて、ますます制作に励んでほしいと思います。

 

下の写真は、先日個展を開催した彫刻フィギュアコースの4回生 大田宏之くんの作品です。

▲ Page Top

オープンキャンパス ハンコ作り

7/31(日)にオープンキャンパスが行われました。クラフト美術学科では毎回4つのコースで体験自習をすることが出来ます。

今回ガラスコースでは「ガラスのハンコ作り」

サンドブラストを使ってオリジナルのハンコを製作していきます。まずは色や形の違う沢山のガラスの中から、ハンコの元になるガラスを1つ選びます。トレーシングペーパーにデザインを鉛筆で書いたら、ガラスにビニールテープを貼って書いたデザインを逆さまに写します。写したデザインをカッターで切り抜き、赤くしたいところのテープを残して他のテープをはがしてしまいます。そこまで出来たら、後はサンドブラストでガラスを彫って完成!

今回は50人以上の方が体験をすることが出来ました。ガラスのハンコ体験は初めて行ったので色々とバタバタしてしまいましたが、皆さん楽しそうに制作していたのが印象的でした。

次回オープンキャンパスは8/7(日)です。体験実習は美術(フェイクアート)メタル(錫で作るアクセサリー)ガラス(ガラスのはし置きとアクセサリー)の3コースで行います。クラフト美術学科に興味がある人もそうでない人も、是非一度足を運んでみて下さい!

▲ Page Top

暑い夏の、熱い吹きガラス

連日暑い日が続いていますが、ガラス工房の「火」は、まだまだ燃え盛っています。

しかし、前期もようやく終了し最後の講評会です。

緊張もしますが、半年の成果を発表する楽しいひと時でもあります。

まさしく、汗をいっぱいかいて制作した作品たちが、涼しげにならんでいます。

このあとは、ガラスコース恒例の「BBQ」でもう1回大汗をかきました。

 

 

▲ Page Top

2年生全体講評

クラフト領域の2年生は前期に2コースを選択し授業を受けます。

その授業で制作した作品を発表する全体講評が行われました。全体講評では、陶芸・木工・メタル・ガラスの4コースの先生が全員集まり、それぞれの作品にコメントをしていきます。

一人一人前に出て、作品を説明、発表しなくてはいけないので、学生は少し緊張気味でした。

講評会はこれまで自分がしてきたことを客観的にみられる他、同級生がどんなことをしていたかを知ることが出来ます。お互いに刺激をしあい夏休み明けからもどんどん制作に打ち込んでもらいたいです。

▲ Page Top

楽焼き

前回釉薬作りのトピックスで楽焼き用の釉薬を作りました。

今回はその釉薬を使用し、楽焼き本番です。

素焼きした作品に釉薬を塗ります。

釉薬が溶けるまで窯の温度を上げ、火ばさみで作品を出し、

燃えやすい物質を敷き詰めた「還元室」の中に埋め蓋をします。

高温の作品がおがくずの中に入れると炎が上がり沢山煙が出ます。

作品が冷めたら、おがくずの中から出し水洗いすれば完成です。

古色の様な発色や鮮やかな色、ヒビの間にすすが入った所などはこの焼き方ならではです。

▲ Page Top

2年生の課題制作(ガラス)2

夏休みも間近に近づき、2年生は2コース目の授業が終了しました。

ガラスコースでも2グループ目の講評が行われました。

1グループ目とは又違った作品が提出され、色々なガラスの可能性を見ることが出来ました。

サンドブラストで模様を彫っていったり、水彩絵の具で絵を挟み込んだり、その他にもハーフミラーを入れたり、エナメル(ガラス用絵具)を接着剤に混ぜ込んだりと色んな工夫が見られました。そして板ガラスを接着した後はひたすらガラスを削り、磨いていきます。

講評会では自分の作品について発表するだけではなく、他の人が制作した作品についても意見を言いあう場となりました。人の作品に対して意見を言うのもとても勉強になります。

それぞれ成功したところ、失敗したところ、思い掛けない表情が生まれたところなど、課題を通して色々と学んでくれたと思います。

来週はクラフト領域2年生が全員参加する全体講評。他のコースを回っていた同級生の作品はなかなか見ることが出来ないので、この機会にしっかりと作品を見あってみんなの意識を高めていきます。

▲ Page Top

ガラスコース4年生紹介

クラフト領域の4年生は8月の頭にある中間発表に向けて、現在黙々と制作中です。

前期で色々と試して制作したものが卒業制作につながっていくので、学生もそれぞれ真剣。

今回はガラスコースの4年生の制作風景を紹介します。

 

ガラスコースには2人の4年生が在籍しています。

4年生になると自分が興味を持った技法をさらに深めていき、自分の表現を固めていきます。

中間発表まで後少ししか時間がないので、制作もだんだん佳境に入ってきています。

 

こちらはバーナーワークとキルンワークを組み合わせて作品を作っている加数さん。

バーナーワークでレース棒を作って、さらにそれを丸めてパーツに。

さらにキルン(電気窯)を使ってパーツを板状にして形を作っていきます。

4.5月はいろんな色を使ってどんな模様を作っていくか実験を繰り返していました。

今回は直径40cm近くのお皿を制作する予定です。

複雑な色の組み合わせ、どんな表情を見せてくれるのでしょうか。

 

こちらはキルンキャストで作品を制作している本田さん。

3年までは粘土で原型を作ってガラスにしていたのですが、今回はガラスのパーツを作ってそれを組み合わせることに挑戦中です。

まずはワックスでお花の原型を大量生産。5種類の花を100個以上作っていきます。

石膏で型を作ったら、ワックスを溶かして(脱蝋)石膏型の完成。鍋の中に水を入れてグツグツ沸騰させ、水蒸気の熱でワックスを溶かし出しています。

でき上がった色とりどりの花。

そして沢山の花を粘土に埋めています。

これが原型になり、最終的には全てガラスになります。

柔らかい色調のお花と愛らしい表情、完成が楽しみな作品です。

 

2人とも追い込みがんばっています!

 

▲ Page Top

望月ゆうさくさん特別講義

3回目の特別講義が行われました。

講師に来ていただいたのは、望月ゆうさくさんです。

望月ゆうさくさんは、国際的に活躍する若き大道芸アーティストです。

ヨーロッパ各国を大道芸で収入を得ながら50日間渡り歩いたり、メディアアートとのコラボレーションを試みたりしながら、大道芸の可能性を実践的に探求しています。

 

講義のタイトルは「大道芸とアート」です。

実際に目の前で自身の大道芸を披露され、学生は大興奮!!拍手が鳴り響いていました。

中盤では、ヨーロッパ各国を大道芸で収入を得ながら50日間渡り歩いた時に研究した、

人を集めること、注目してもらうということ、技術と表現するということなど、語られていました。

質問コーナーでは、沢山の質問にとても気さくに答えて下さいました。

貴重なお話をありがとうございました。

 

▲ Page Top

フィギュア技法の授業

フィギュア技法の授業で、講評会がありました。

初めて触れる素材に苦労し、小さいながらも力の入った作品が揃いました。

講評会は、自分自身の作品の評価を受ける場ではなく

先生の講評を聞き、仲間の作品をしっかり鑑賞することが大切です。

そこで得た知識や考え方は、より魅力的な作品創りの糧となります。

第一作目は、「野菜を擬人化表現した造形」

第二作目は、「模造(形状、構造は実物のままに、拡大縮小した作品)」

それぞれのテーマに沿った作品を制作しました。

↑クリックすると全体が見られます。

農夫の人参じいさんと、残りの2点は模造の作品です。

次は8月にある3日間の集中講義でマスクを制作します!

どんな作品になるか楽しみです。

▲ Page Top