特別講義
先日、2回目の特別講義が行われました。
講師に来ていただいたのは、神戸市立博物館で参事・学芸員をなさっている、岡泰正さんです。講義のタイトルは「和ガラスの神髄 ーびぃどろ、ぎやまんとはどのようなものかー」です。岡さんは日本の工芸を詳しく研究されていて、特に和ガラスについては研究が深い方です。
まずは和ガラスについての説明をスライドと共にしていただき、その特徴、性質、歴史背景などをお話していただきました。
講義の中盤では、岡さんが当時のガラスを再現した時の写真や、その時作ったガラスや材料を実際に見せていただきました。
初めてみるガラスの原料に皆興味津々。
当時のガラスは金属の鉛が50%以上入っていて、現代のガラスとはだいぶ重さが違います。さらに金属が多く含まれる為、指ではじくと「キーン」と金属音に近い音を奏でます。当時のガラスの風鈴はきっといい音がしたのでしょう。
岡先生、貴重なお話をありがとうございました!