後期の授業紹介⑦ 「スケッチ・素描・イメージ」
一年生の後期に開設されているスケッチ・素描・イメージの授業についての紹介です。
この授業では、一回の授業ごとに各モチーフを見て、描く課題を行っています。
最初のモチーフは、切り花でした。
十種類以上の花の中から好きな花を選び、実際に手に取って描きます。
葉や茎、花の質感、香りなども実感しながら描けたでしょうか。
写真や画像などからモチーフを見ることもある今日では、改めて新鮮な機会となるかもしれませんね。
また、屋外に出て樹木を描く課題もありました。
持ち帰ったスケッチからは、木の幹や根、枝ぶりや葉など、それぞれが観察した視点が窺えますね。
木々が生えている環境の中で描く場合では、室内で描く機会とは違った視点でモチーフを捉えられるかもしれません。
描いた後には、全体での講評を行います。
講評では、それぞれの描き方、モチーフを捉える観点を知るだけでなく、自身の描き方や捉え方についても改めて知る機会となったでしょうか。
また、屋外に出るだけでなく、自分の手をモチーフにしたり、各自が選んだ身近なものに目を向ける課題にも取り組みました。
日常の中で、自身の手をはじめ、身近なものを観察する機会はなかなかありませんが、こういった課題をきっかけに続けていってほしいですね。
そして、対象を観察する課題の他に、着衣モデルや裸婦のクロッキー等を重ねながら、今後の制作に繋がる基礎を身につけています。