木がフニャフニャ

木工コース2年後期の実習「木工技法」では、椅子の制作をします。実習の前半は、過去の名作椅子の精密模型作りです。例年、ジオ・ポンティのスーパーレジェーラ、ハンス・ウェグナーのYチェア、水之江忠臣のチェア、ジョージ・ナカシマのコノイドチェアの模型に取り組んでいます。

椅子の模型

(画像をクリックすると大きく表示されます。)

この課題では、模型と言えども本物とほぼ同じ技法、工程で作る設定になっています。たとえば、Yチェアの笠木(肘置き)のパーツは、「曲げ木」という技法を用いて、木材を曲線に成形します。先日、その様子を動画に撮ったのでご覧下さい。

曲げ木の動画 ←クリック

 

曲げ木の工程

① まっすぐな木材を一晩水に浸けておく。

② 木材を30分間スチームで熱する。

③ 熱した木材をジグに固定して、一気に曲げる。

④ クランプ(端金)にはめた状態で3日間乾かす。

曲げ木用のジグ

曲げ作業直後の状態

端金に固定して放置

Yチェアの模型のパーツ

 

 

 

 

 

 

 

 

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