2年生の課題制作(ガラス)
クラフト領域の2年生は前期で陶芸・木工・メタル・ガラスの4コースの中から2コースを選択して後期に選ぶコースを決めます。1コース7回の授業あり、ちょうど1つ目のコースが終わりました。
ガラスコースの課題は、板ガラスを接着し、研磨した立体作品です。
使うガラスは、家の窓などに使われている工業用板ガラス。厚みは3mmと5mmのものを使います。
板ガラスを接着するのは、ガラス専用の接着剤。板ガラス同士で接着剤を薄く挟み込んで、その上から紫外線をあてるとガラス同士がしっかりくっつきます。
課題ではただ接着するだけではなく、ガラスに絵を描いたり、ガラスを彫って泡を入れたり、別のものを挟み込んだりする工夫をしてもらいました。
作りたい形に合わせて工業用板ガラスをカット。 接着剤と紫外線ランプ
ガラスを接着したら今度はそれを削っていきます。
ダイヤモンドの付いた盤がぐるぐる回る機械にガラスを置いて削ります。目の粗い盤でだいたいの形が出来たら、目の細かさをあげていき最後にはぴかぴかに光らします。時間もかかり根気が必要な作業なので、ちょっと気を許すと失敗してしまいます・・・。
削る機械と盤 削っている様子 途中で割れてしまったガラス
研磨の作業は手間もかかり大変なのですが、最後まで仕上げたガラスは想像以上の表情を見せてくれます。形によって中に入れた模様がゆがんで見えたり、側面に反射したり、プリズムのような光が入ったりと、自分で制作した作品からそれぞれが新しいガラスの魅力を発見することが出来ました!