ガラス1年後期
クラフト美術学科では1年後期から、美術領域、クラフト領域に分かれだんだん専門性を増していきます。
クラフト領域では、コース決定をする2年後期までの期間に色々な素材と関わり、自分の進みたいコースを決めていきます。1年後期ではグループに分かれ木工、ガラス、メタル、陶芸の4コースから3コースを選び制作をします。現在はそれぞれのコースで第一グループが授業を受けています。
ガラスコースでの課題は「フュージング、スランピング技法で制作する立体」です
フュージングというのは板ガラスを重ね、電気窯の中で溶かして一体化させる技法。スランピングとは板状のガラスを電気窯の中で型の上にのせて柔らかくし、型にそった形に変形させる技法です。
今回の課題では、透明な板ガラスをベースにして、その上に色ガラスをのせ模様を作ります。色ガラスは50色程あり、組み合わせによって色んな表情を出すことが出来ます。課題のテーマが「目に見えないもの」なので、それぞれが決めたモチーフにそって制作を進めています。
こちらはガラスを切って、並べているところ。
こちらは、最後スランピングをする為の素焼きの型に、ガラスをのせてサイズを確かめているところ。素焼きの型は自分たちで制作したものです。
板だけではなくて、板ガラスを砕いてこんな粒状のガラスにして使ったりもします。
こちらはフュージングが終わって、1枚のガラスになったところ。
いよいよ来週は、型にのせてスランピング。どんな形になるのでしょうか??